
今回のセミナーの主役、ヤマハ・チーフインストラクターの大野拓さんと珍しく派手なシャツを羽織ったエンジニアの丹沢亜季さん。お疲れ様でした〜
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ついに来てしまいました、第3回最終回です。今回は前2回でレコーディングした曲のミキシングを行うとの事ですが、丹沢さんと大野さんが自宅でミキシングしてきたものについてどんなテクニックを使ったのかタネ明かしをしていく形式で進めるようです。僕としても他の人の技を盗めるのでとてもおいしそうです。
さて、セミナーが始まるとまずはセッティングの説明から。1回目はMacでLogic、2回目はWinでCubaseSXだったので3回目はどうなるんだろうと思いましたが、今回はMacでLogicに戻っています。が、MacはなんとG5!これは大野さんの所有物らしく、ソフトシンセが良く動くようにメモリが大幅増設されていました。エフェクトは意外とメモリ少なくても動くのですが、シンセはメモリが重要なんですよね、さすがアレンジャーのパソコンです。というかうらやましいです(笑)。ミキシングはLogic内部で完結させていて、01xはモニター・リモート卓として使うセッティングですね。シンプルです。
早速丹沢さん&大野さんのミックスが披露されます。丹沢さんは2パターン用意されているようです。まず1パターン目。曲の雰囲気を無理に誇張せず、損なわず聞きやすいミックスです。「これがエンジニアがよくやる70点ミックスです。」と丹沢さん。好みが入りすぎたミックスをするとクライアントと好みが違ってしまう事があるので、まず70点を作ってそこから説得して行きます。最初は飛び道具を使わない事が多いです。このミックスは僕としてはボーカルの立ち具合と、サビの透明感が印象的でした。

セミナーの資料です。おっ、ARTのシールももらえるの?
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2パターン目は、大野さんからの「歪み系で!」というオーダーのもとちょっと遊んだ感じのミックスだそうです。たしかに、ドラムがブーミーです(笑)。イントロのループから来てますね。キラキラ系を弱めにしてあって先ほどとは反対にエフェクティブな印象です。ちなみに丹沢さんは今回Logicをまともに使ったのは初めてだそうです!説明書もなかったようです(笑)。
3つ目は大野さんのミックスです。全体的に音場がかなり広い印象です。楽器を大きめにフューチャーしたアレンジャーならではのミックスだと思いました。しかし!何やら録った覚えのない音がいくつか…ディストーションギターとハモリパートがいます!何やら大技の予感です。

セミナーが終わった後もスタジオに残って質問タイム。他にも、ロビーで談笑したり、機材を触ったり、ゆったり・まったりのセミナーです
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ではお待ちかね、タネ明かしですね。楽しみです。丹沢さんのミックスを中心に話が進んで行きます。まずはドラムのトラックのEQ・コンプの設定を見て行きます。プラグインは01x Channel Moduleを使っているようですね。これは名前の通り01xのモジュールと同じ構成になっています。EQの設定を見ていたのですが…丹沢さん、僕と気が合いそうです。使い方が非常に似ていると思いました。ドラムではゲートを多用していましたね。これも似てる(笑)。ゲートは主に分離を良くするために使っていますね。グルーブを出すこともできます。
解説はギターとシンセと続きます。アコギはコンプの設定が重要ですね。「エンジニアはEQでも定位を取れます。」との重要なコメント。楽器を作って行く過程ではこれが重要だということが良く確認できたでしょう。

みなさん真剣そのもの。一言も聞き漏らさまいとメモ片手に聞き入ってらっしゃいます。写真を撮りにスタジオに入るのも申し訳ないくらい
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ボーカルトラックではVocalRackが登場です。01xのプラグイン大活躍です。終わった後に丹沢さんと話したのですが、VocalRackは色々ボーカルで使うものがついていて便利です、本当に。ボーカルは当然オートメーションが書かれています。この順序がなるほどでしたね。ボーカルをAuxに送ってフェーダーの後コンプが掛かるように設定されていました。確かにこの方法ではある程度音量差が少なくなった状態でコンプが掛かるので良さそうです。僕も今度やってみます(笑)。
2パターン目は、何でドラムを歪ませているか気になっていました。答えは…BitCrasher。いい名前です(笑)。ソロで聞いてもいい感じにブーミーです。そしてギターの振り分けは、トラックごと後ろにずらしていたようです。ギターを振る方法は色々ありますが、これはショートディレイに近い概念ですね。「Logic上で30クロックずれてます。」とのコメントが出た瞬間受講者がメモに走ります。が!「こんな数字はメモしてもしょうがないですよ」と丹沢さん。今回は何度もおっしゃっていましたが、「耳の感覚で」というのが最も重要なポイントだったのかも知れませんね。

ロビーには3画面の大型スクリーンが登場。スタジオと同じ環境で受講できました。
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最後に大野さんのミックスのタネ明かしです。そうです、あのギターはどこから出て来たのか?レコーディング時にギターを3本録っていたのですが、あの「使えないなー」と個人的に思っていたラインの音がディストーションギターに変化したようです!何で歪ませたか?それは、BitCrasher。大人気です(笑)。ソロではかなりキテる音ですが、混ぜると気持ちいいです。これは是非今度使わせて頂きます。サビのハモリは、ボーカルをコピーしてPitchFix2段掛けでした。1段目でピッチをフラットに、2段目でハモリにしていました。なんだかんだ言って01x付属エフェクト大活躍ですね。

森谷祐子ちゃんも真剣な面持ちで勉強中
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この後マスタリングについての話がありました。マスタリングでCDの音になるとのことでしたが、まさにその通りですね。いつのまにか時間は1時間半経過。早いものです。今回は一参加者として混じっていましたが、かなり参考になりました。新しい技も大分増えました(笑)。自分の引き出しを増やしたいと思っている人は、是非今後開催されるであろうセミナーに参加してみてください。自分の使えるネタが転がっているはずです。では、またどこかでお会いしましょう。3回ともレポートはこいた小泉でした。さようなら!
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