新情報! デジレコLIVE&FORUMは関西進出!7/19(土)です。詳細は こちら へ!


当日レポート

「DiGiRECO」の創刊2周年記念イベント「DiGiRECO Live&Forum」が6月14日に、東京・初台のライブハウスThe DOORSで開催されました。当日は、第1部「ハードウェアvsソフトウェア ビンテージ・シンセ3本勝負」、第2部「すべて見せます!/聴かせます!プロのレコーディングの現場」、第3部「パパイアパラノイアのSXSW帰国報告ライブ」の3部構成。午後4時半過ぎにスタートし、終わったのが午後10時過ぎ!約6時間にわたるロングラン・イベントを、200人以上のDiGiRECOファンが楽しみました。当日スタッフとして参加した編集部の渡辺がその模様をレポートします。


当日、スタッフは午後12時に集合し、すぐさま機材搬入やセッティング、来場してくれた皆さんに配るフライヤーの折込作業を開始。そして1時過ぎからリハーサルがスタートしました。このリハーサルは第3部から始まり、第2部、第1部という順で行われたのですが、ハイライトは、第1部で使う合計1000万円以上というビンテージ・シンセのセッティング作業。中でも、元YMOのシンセプログラマーにして、日本シンセサイザープログラマー協会会長・松武秀樹さん所有の「タンス」こと「Moog IIIc」のセッティングは、第2部、第3部に出演するミュージシャンやエンジニアの全員が控室を飛び出して来て、ビデオを撮る人もいたほど!あらためて“伝説のYMO”の偉大さを実感した瞬間でした。

一方、会場の外では、うれしいことに午後3時ごろからお客さんが並び始め、4時前にはかなりの人数に!4時過ぎの開場とともに、アッという間に用意したイスは満席となり、立ち見の方もたくさん出るほどで、スタッフ一同、ホッとしたのでした。そして、4時45分に開演。まずこの日の総合司会を担当していただいた元RaphaelのキーボードでDragQueenのタチクラミさんが登場し、第1部がスタートしました。

第1部は、今もなお名機として人気の高いビンテージ・シンセサイザーの実機とそのソフトシンセ版を実際に音色を出して評価しようという3本勝負でした。

●1本目:PROPHET-10 VS Pro 53
●2本目:ARP ODYSSEY VS The Oddity
●3本目:Moog IIIc VS MOOG MODULAR V

進行はアイデックス音楽総研の社長で日本シンセサイザープログラマー協会副会長の氏家克典さんと同社の坂上暢さん。氏家さんがソフトシンセ、坂上さんがハード担当となり、音色を聴き比べたり、それぞれのメリットやデメリットを軽妙な掛け合いで披露。客席を沸かせてくれました。

第1部のゲストは松武秀樹さん。後ろにそびえている「Moog IIIc」も注目の的

軽妙なトークで進行を勤めていただいた氏家克典さん

氏家さんとともに進行を勤めていただいた坂上暢さん。右は総合司会のタチクラミさん

そして、中盤からゲストの松武秀樹さんが登場!YMO時代のライブでは、常に次の曲のためのシンセのセッティングに追われ、メンバーと一緒に演奏できたのは最後の曲だけだったといった逸話など、興味深い話を披露していただきました。その形から「タンス」と呼ばれていると言われる「Moog IIIc」ですが、松武さんによると、運搬の時に角にキズがつかないように桐タンスに使われている角の金具で補強したことから「タンス」と呼ぶようになったとか。

この3本勝負の終了後、3人によるYMOの名曲「ビハインド・ザ・マスク」、「ライディーン」、「テクノポリス」の演奏に!来場者は、ビンテージシンセとソフトシンセの競演によるホンモノのYMOの音を堪能。そして、第1部の最後はここで紹介した3本のソフトシンセを来場者にプレゼントする、全員参加の大ジャンケン大会で締めくくったのでした。


松武秀樹さんはYMOや「タンス」にまつわる貴重なエピソードを披露

第一部のハイライトは3名によるYMOの名曲演奏。盛り上がりました!

第一部の最後はソフトシンセを来場者にプレゼントする大ジャンケン大会

超満員のお客さんがジャンケンに参加!

勝ち残った人が見事ソフトシンセをゲット!

最後になんとパパイヤパラノイアのメンバーが舞台へ。松武さんにサインをせがむという暴挙に!

第2部は、「DiGiRECO」でおなじみのレコーディング・エンジニアの勝浦剛さんが、実際のレコーディングデータをステージに持ち込んで、デモテープの制作からマスタリングまで、一連の作業の流れやレコーディング方法、ダビングからミックス、マスタリングの話までを、実際にデータを再生しながら解説してくれました。

今回、見せていただいたデータは、7月に発売される元チェキッ娘の藤岡麻美さんのソロCDの録音時のもの。ドラムやベースなど、各楽器のソロパートの録音のコツやボーカル・パートの録音の仕方を、録音風景ショットを交えて紹介。終盤には、今回の楽曲を作曲・アレンジしたキーボードの小西貴雄さんとギタリストの朝井泰生さんも登場し、レコーディングの際の苦労話や両氏の作曲方法について語っていただきました。


プロのレコーディングについて語っていただいたレコーディング・エンジニアの勝浦剛さん

実際にデータを示しながら解説する勝浦さん

時たま入るタチクラミさんの鋭いツッコミに会場からも笑いが…

最後はバンドをバックに藤岡麻美さんがライブを行い、その歌声を披露してくれました。


今回の楽曲を作曲・アレンジしたキーボードの小西貴雄さんとギタリストの朝井泰生さんもトークに参加

今回取り上げた曲をライブで披露してくれた藤岡さん

第2部終了後も、勝浦さんにレコーディングについて聞く読者の姿が
第3部は「DiGiRECO」に連載記事を執筆中のパパイヤパラノイアのメンバーが登場。本誌編集長でもある三谷社長と司会のタチクラミさんを交え、この3月にテキサス州オースティンで開催された、世界中のインディーズバンドが競演するバンドの見本市「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」のJAPAN NIGHTに出場した際のエピソードや、その後行ったニューヨークでライブやプロモーション・ビデオ撮影について、デジカメとビデオ映像を見ながらのトークショーを行いました。

この見本市への出演で、パパイヤパラノイアにもいくつかの貴重な出会いがあったとか。結成して18年というベテラン・バンドながら、さらなるステップ・アップを目指す彼女たちの今後に期待しています!


第3部はまずパパイアパラノイアのSXSW帰国報告からスタート

メンバーに三谷社長、タチクラミさんを交え、画像を見ながらトーク

画像や映像は2階からPCを使って写していた

そして、最後は迫力あるライブでこのロングラン・イベントを締めくくってくれたのでした。


今回のロングラン・イベントをしめくくったライブ

パパイヤパラノイアのライブは大盛り上がり!

ライブ終了後、お客さんと話す石嶋さん

出演者全員で記念撮影。前列左より、勝浦剛、パパイヤパラノイア石嶋ぁ、道子ぉ、中列左より、小西貴雄、藤岡麻美、朝井泰生、パパイヤパラノイアYASU、DJ NAOJI、後列左より、池鉄太郎、岡田マサオ、氏家克典、松武秀樹、タチクラミ、三谷佳之、坂上暢

ご来場して頂いた皆様、ステージに出て頂いた参加者、裏で頑張って頂いた方々、
本当にありがとうございます!また、今度!

まだあるよ! 楽屋裏、リハーサル、本番のフォトアルバムを用意しました。こちらへどうぞ!
リハーサル本番